2020年05月27日

緊急事態宣言解除後の対応について

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今週、この神奈川でも緊急事態宣言が解除されました。
とはいえ、新型コロナウイルス感染症が撲滅されたわけではありません。
フィル動物病院では当面の間、今までと同じように感染症防除に努めながら診察を行います。

ご来院の皆様にもご理解と共にご協力をお願い申し上げます。

ひきつづき当院にご来院される飼い主様へのお願い。

○飼い主様自身の体温測定。
   ご自宅でお願いします。
○マスクの着用。
○待合室の人数制限。
   病院内には1動物1人物でお願いします。
○飼い主様の手指消毒。
   受付カウンターに手指消毒液を用意しております。
   受付時にご自身の手指を消毒してください。
○受付時の飼い主様ご自身の健康チェックシート記載。
   受付でチェックシートをお渡しします。
○車でご来院の方はお車での待機。
   待合室外のベンチや公園でお待ちいただくことも出来ます。
○動物はケージに必ず入れてください。(中大型犬を除く)
   換気のために待合室の窓を開けております。
   くれぐれも動物たちはケージにお願いします。

加えてこれから夏に向かって暑くなっていきます。ペットたちはもちろん飼い主である皆様も十分に体調には気をつけてください。
環境省より今年の熱中症対策のポスターが紹介されています。

フィル動物病院では受付と待合室奥の洗面台に手指消毒液をご用意しています。
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洗面台横にはウォーターサーバーも設置しておりますので、ご利用ください。
ご利用の前には手洗い手指消毒をお願いします。
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posted by フィルトリマー at 12:11| 新型コロナウイルス感染症対策

2020年05月24日

14年ぶり国内での狂犬病発症のニュース

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このコロナ一色の日常ですが、一昨日、我々動物病院に勤務する者にとっては衝撃的なニュースが飛び込みました。

「14年ぶりの国内例。狂犬病ってどんな病気?」
(狂犬病の解説が分かりやすかったのでYahooニュースさんにリンク貼りました)

現在、日本国内での狂犬病の発生はありません。この度の患者の方も海外で犬に噛まれた後に病院に行くことなしに、来日されたとのことです。なお、ヒトからヒトへの感染は極めてまれとされています。
この狂犬病はすべての哺乳動物が感染します。感染した哺乳類の唾液から感染します。海外では吸血コウモリからの感染もありますが、人への感染はほぼ犬からとされています。
日本では1950年代に狂犬病予防法が施行され、最後の狂犬病感染犬が確認された後は確認されていませんが、このグローバル化した世の中でいつ狂犬病が持ち込まれるかを私たち獣医師は心配しています。
狂犬病ウイルスが国内に入ったときに、狂犬病が蔓延しないようにするためには感染を食い止めることが大事です。この一つの方法が狂犬病ワクチンとなります。感染症蔓延を防ぐためにはその集団の70%以上がワクチン接種による抗体を持つことが必要となります。
狂犬病予防注射 まだのわんこさんは受けてくださいね。

私事ですが、獣医師になりたての頃、リゾートフロリダ大学獣医学部に馬の臨床セミナー(身バレしますね)で訪問したことがあります。小動物病院に加え、馬の病院も見学しそこで入院馬房も見せていただいたのですが、その時にフロリダ大のスタッフの方が、「むやみに入院馬に手を出さないでください。特にそのロープから先の馬には絶対触るな。ロープから先の馬は狂犬病に感染している馬だ。日本人は狂犬病を甘く見過ぎている。日本ではそれでもいいかもしれないが、ここには狂犬病があふれていると思え」と言われたのが非常に印象的でした。特に動物を触るのが仕事の職業ですので極端な言い方ではありますが、改めて狂犬病予防法を施工し国内から撲滅した先人方には感謝いたします。
そして、また、皆様も渡航が出来るようになり海外に行かれることがございましたら、むやみに動物には手を出さないよう(噛まれないよう)にお願い致します。(なお、触れただけでは狂犬病には感染しません)
早く国内も海外も旅行できるようになってほしいですね。

ご来院にあたって
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言は首都圏でも明日にも解除されるとのことですが、新型コロナウイルスはいなくなったわけではありません。
フィル動物病院では新型コロナウイルス感染予防策は継続していきます。
病院での感染予防策については改めてブログに報告いたします。
他の地域の皆さまはそれぞれの自治体やかかりつけの動物病院の指示に従ってくださいね。

横浜市獣医師会のHPでは狂犬病予防啓発の動画がトップにあります。
是非ご覧ください。
posted by フィルトリマー at 12:31| 診察室から

2020年05月15日

新型コロナウイルスは猫の間で感染伝播する。どうしましょう。

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昨日(5/14)、「新型コロナウイルスは 猫の間で感染伝播する」というニュースが出ました。今日になってテレビでも報じられることもありごらんになった方は多いと思います。

日経.com[新型コロナ、ネコ同士で感染東大チームが確認]

実験室内で行われたこの発表のポイントは、
○新型コロナウイルスを持たないネコが、既に新型コロナウイルスに感染したネコと同じケージで飼育されると数日で新型コロナウイルスに感染した。
ということです。
そして加えて記載されていることは、
○この実験においてネコの体内でのウイルスの増殖はなく、それぞれのネコが感染後、5日程度でウイルスは消えていた。
○この実験においてすべてのネコに体調の変化は認めなかった。
また従来、ネコで確認されているコロナウイルスは消化管に感染するものですが、この実験では新型コロナウイルスはネコの糞便からは検出されていません(別物ということですね)。

既に今まで報告されていたレポートでもネコ同士の感染例は報告されています。この研究発表を受けての日本獣医師会等の対応も実は変わっていません。
なので改めて引き続き以下の点をお願いします。

○飼い猫は外に出さず完全室内飼育としましょう。
交通事故も怖いですからね!
○猫(ペット)との過剰なスキンシップ(キスなど)はやめましょう。
○猫(ペット)を触った後は手を洗いましょう。

上記2つは新型コロナ以外のヒトと動物に共通する感染症対策としても大事です。

東京都獣医師会からの
「新型コロナウイルス感染症とペットに関する情報について」
のお知らせです(5月14日更新)

また、実験に関わった東京大学医科学研究所からの情報はこちらです。

今回の発表はマスコミでかなりセンセーショナルな取り上げ方をされていますが、よく読んでみると今までと比較して新しい発見というものではありません。
(学術的には今まで報告だったのが実験的に確認されたので大きな発見です)
ですので、皆様には今までどおりしっかりした手洗いと猫は外に出さない、過剰なスキンシップは避けることはお願いします。
 また、今回はネコからネコへの感染の確認報告です。すでにヒトからネコへの感染は報告されていますが、ネコからヒトへの感染報告は今まで報告されていません。
 ですので、飼い主様が新型コロナウイルスに感染しないことが、大事なネコたちを守る最善の方法です。しかし、ヒトでも新型コロナウイルス感染症の無症候群が問題になっていますので、知らず知らずのうちに大事
ネコに移してしまわないよう、外出から帰ったら手洗いをしてくださいね。

 なお、今回の東京大学医科学研究所の報告では新型コロナウイルスは鼻汁から検出されています。
 したがってこの季節から始まった呼吸器症状(咳やくしゃみ)などのネコからの飛沫には新型ウイルスがいないとは言えません。そのような症状のネコちゃんが病院に来院されたときは動物病院スタッフは感染防御を取り対応することがありますので ご理解いただけると幸いです。
posted by フィルトリマー at 15:33| 新型コロナウイルス感染症対策

2020年04月30日

フィラリア症予防シーズンですよ!

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なんと!フィルの患者様のコロンちゃんが読売新聞夕刊を飾りました!!!
春らしいお写真ですね!
コロンちゃんのお母様によるとフィルの帰り道に撮影したお写真だそうです!!!
素敵exclamation×2

というわけで春もあっという間に過ぎていこうとしています。
皆様、お忘れではないですかexclamation&question フィラリア症予防のシーズンです。
フィラリア症なんて昔の病気、とか、ここは都会だから大丈夫exclamationって思っていませんか?
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確かに昔より減ったのかも知れません。
が、この2018年のゾエティスさんの猫ちゃんのフィラリア症報告ポスターを良く診てみると
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このポスターのここ横浜市です。
じつはこの報告の1つがここフィル動物病院です

この猫のフィラリア症ポスターを何故紹介したかというと、そもそも猫はフィラリア症に非常になりづらい動物です。1頭の猫が感染する地域では10頭の犬がフィラリア虫に感染しているとも言われます。
そのような猫のフィラリア症ですが、フィル動物病院ではこの10年で2頭のネコちゃんのフィラリア症を確認しています。2頭とももちろん別のご家庭で完全室内飼いされていたネコちゃんです。
フィラリア虫に寄生されたネコちゃんのエコー画像はこちら。(インスタグラムにリンクします)
特にネコちゃんのフィラリア症は見つけずらいのが特徴で、助けることも非常に難しいことがほとんどです。
ネコちゃんたちに対しては フィラリア症にたいする対策はフィラリア症予防薬しかないのではとも考えます。

さて、犬の場合はどうでしょうか?
犬のフィラリア症といえばフィラリア症の予防薬がでるまでは犬の死因の1位でした。ワンコの心臓に数十匹のフィラリア虫が寄生するフィラリア症のその症状は、咳、腹部膨満(腹水による)、血尿といわれる大静脈症候群が有名で非常に致死率も高いものです。
フィル動物病院では2003年の開院以来、幸いなことに大静脈症候群は経験していません。
また、毎年動物病院ではフィラリアの抗原検査という血液検査をオススメしていますが、この抗原検査では数年に1度程度陽性犬が確認されています。
また、5-8年ほど前には心臓のエコー検査で1-数匹のフィラリア虫が確認されたワンコが2頭いました。このワンコたちの血液による抗原検査は陰性であったにも関わらずです。このワンコたちはフィラリア予防をしていたのにです。1匹は冬になる頃に症状(心雑音の聴取)がではじめフィラリアが発見されたためフィラリア予防シーズンに入る前の感染の可能性を考えました。これが、フィル動物病院ではフィラリア症予防薬も通年予防をオススメするようになった理由です。(フィラリアのお薬を飲むタイミングのイラストの記事はこちら。)
この10数年の出来事からして、この青葉台にはフィラリア症にかかるワンコは少ないかも知れません。
が、確実に青葉台にはフィラリア虫を体内に持つ蚊がいると私たちは考えています

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以上が フィル動物病院が フィラリア症予防薬の犬も猫も通年予防をオススメする理由です。

このコロナ禍のなかで動物病院に来院されるのをためらわれる方もいらっしゃると思います。
そんな時は是非まずかかりつけの動物病院にご相談ください
(対面で診察をしたことがない動物に対する薬の処方は法律により禁止されています)

皆様、stay home save livesです。お互いに大事な動物たちのためにもあなたも私たちも気をつけましょう。
コロンちゃんも毎月予防してくれてますよるんるん
posted by フィルトリマー at 16:24| 診察室から

2020年04月29日

<ペットホテル>万が一 新型コロナに感染したしまった時にペットをどうしますか?

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いつの間にやらゴールデンウイークになったようです。
今日は昭和の日とても気持ちのいい晴天晴れですね。
今年のGWはstay home, save lives(by 東京都)ということで皆様おうち時間家を楽しんでいらっしゃることと思います。

しかしながらこの新型コロナウイルス感染症の怖いところは いまだウイルスの特性がすべて分かっているわけではないところ、感染しても軽症ですむことも多く感染した本人が気付きづらいこと、そして重症化するときにはあっという間に重症化してしまうことではないでしょうか。ですので皆で感染しないように、うつさないようにstay homeなのです。
しかし、どこにワナがあるか分かりません。万が一、新型コロナウイルス感染症に感染してしまった場合、大事な家族であるペットはどうするのか。今のうちにご家族で話し合っていただくことも重要かと思います。

フィル動物病院は横浜市ですが、お隣の東京都獣医師会さまが分かりやすく、万が一新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前に済ませておくべき「ペットを預ける準備のポイント」を紹介してくださっています。
東京都獣医師会:万が一新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前に済ませておくべき「ペットを預ける準備のポイント」
恐らくこれは災害時の時の役にも立つと思いますので是非ご覧ください。
院内、院外にも掲示させていただいています。

現在、フィル動物病院では新型コロナウイルス感染症の予防のためにペットホテルでお預かりする場合はシャンプーをさせていただくこととさせていただいています。(2020年4月12日ブログ
院内では万が一新型コロナウイルス感染症に感染してしまったご家族のペットをお預かりする場合にはどうするかの検討を行っています。が、一番の対策はあなたが、私が新型コロナウイルスに感染しないことです。
お互いに自身の体調には十分気をつけましょう。
そして、ペットに関して不安なことがあるときにはお近くの動物病院にまずお電話ください。
posted by フィルトリマー at 18:36| 新型コロナウイルス感染症対策