2023年09月22日

敬老の日 その3

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こんにちは。フィル動物病院です。
敬老の日シリーズ3回目の今回はペットたちの認知症についてです。
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歩けない、とか、排泄に失敗するなどは身体的な異常を伴うので比較的症状がでると動物病院にご相談いただくことが多いです。
しかし、夜鳴きとか徘徊とか無駄吠えとかになるとなかなか動物病院に相談するという選択肢を持っていただけないように思います。無駄吠えや夜鳴きが酷くなり思い詰めて動物病院に安楽死を求めて初めていらっしゃる飼い主の方も実は珍しい話ではないのです。
このような時 私たちはまずは話をお伺いすることから始めます。すぐに安楽死を行うことはありません。そしてお話をお伺いしながら、ペットの認知症に関する啓発が足りなかったことを強く悔やむのです。
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認知症の症状は様々ですが、性格の変化や今までできたことが出来なくなったりすることも症状の一つです。また、犬用の認知症セルフチェックシートもありますので、シニア犬がご家族にいるようでしたらお試しください。
犬の認知機能不全症候群セルフチェック
早めに犬や猫たちの状況を把握することで、認知症の進行を少し遅くしたりこれから起こる将来にたいしての対策を講じることが可能となります。
また、最近では認知機能不全症候群に対するサプリメントも出ていますし、また、認知機能の低下から起こる様々な症状に対して栄養やサプリメント、お薬を組み合わせることでシニアペットたちが少しでも過ごしやすくする方法も提案されています。
少しいつもと違うな・・・と思ったら動物病院に相談してくださいね。
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posted by フィルスタッフ at 08:00| 日記

2023年09月20日

敬老の日 その2

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こんにちは。
フィル動物病院です。
シルバーウィーク中の2回目の今回は、寝たきりを防ぐための対策についてです。
急速に高齢化するこの日本ではヒト医療において介護を減らすための提言のなかで、フレイルという言葉が提唱されるようになってきました。
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病気ではないが、加齢による心身の活動性の低下から介護が必要になる手前の段階をフレイルと言います。また、加齢による筋力の低下を特にサルコペニアと呼んでいます。
さて、このフレイルにならないようにあるいは介護の状態にならないように(またフレイルの状態は可逆性つまりもとに戻ると言われています)大事なことは栄養と運動です。これは犬や猫にも言えることです。
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筋肉量を落とさないように、良質のたんぱく質が入ったフードをしっかり食べる。また、関節に負担にならないようにゆっくりとした散歩をする。とかです。
筋肉量を落とさないことを考えたサプリメントも今出ています。お散歩は平らな道よりも凸凹した不安定な地面をゆっくり歩くのもお薦めです。(こけたり引っかけたりしないように気を付けてあげてくださいね)
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シニア猫は関節炎を多くみます。もしかしたら、シニア猫がいつもじっと寝ているのは関節が痛いのかもしれません。特に爪とぎをさぼるようになったら要注意。動物病院に相談してください。
痛みが無ければシニア猫たちも実は遊び好き。若いころのようにいきなり走り回ったりはしませんが、猫じゃらしでちょいちょいしてみたりするところから始めてみてください。
また、何よりシニア期も遊びが大事!若い犬猫は放っておいても遊びますが、シニアの子は遊んであげてください。脳に刺激を与えることが大事です。
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とはいえ、足腰が弱ってくるとペットたちの介護が必要になります。また、介護の状態を防ぐためにもペットたちも健康である必要があります。
動物病院に相談してくださいね。
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posted by フィルスタッフ at 08:00| 日記

2023年09月18日

敬老の日

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こんにちは。フィル動物病院です。
敬老の日があるシルバーウィークの間、何度かに分けて犬や猫のシニア期の心づもりのお話をしたいと思います。
さて、今の犬や猫の寿命ってどのくらいなんでしょうか。
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犬も猫も寿命はもうすぐ15歳になろうとしています。
ただ、大型犬の寿命は小型犬の寿命よりも短いとされています。また、猫も大型の猫の寿命は短めだと言われています。
ワクチンによる感染症予防、犬は特にフィラリア症の予防、そして犬も猫も室内飼いが増えたことが寿命が延びることにつながったとされています。
さてシニア期ですが、犬や猫ともに7歳を1つの区切りとされることが多いです。
ちょっと早い!と思われるかもしれませんが、このころから病気が増えてきます。
特にシニア期になったら健康状態のチェックが大事です。
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さて、今、たくさんのペットフードがあります。シニア期の犬や猫にはシニア期用のペットフードがありますが、ちょっと待ってください。さきほどお話したように犬や猫の寿命が延びましたので、彼らの一生の半分はシニアフード・・・でいいのでしょうか?
シニアフードは消化しやすいとか、関節や免疫などのサプリメント成分が入っているとかありますが、ペットフードメーカーさんによってシニアフードの構成はかなり異なってきます。
大事なことは、その子その子に合ったフードを選ぶことです。
中には10歳を超えてもアダルト用のご飯の方がいい子もいます。
もちろん療法食の方がいい子もいますよね。
ですので、〇〇歳だから!といっていきなりシニアフードに替えたりせずに、ちょっと動物病院で相談してみてくださいね。
posted by フィルスタッフ at 08:00| 日記

2023年08月31日

ペットの災害対策を考えよう。

こんにちは。
フィル動物病院です。
あっという間に8月が終わります。夏にまだまだやりたいことがあったのに・・・。
明日から9月です。
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9月1日といえば関東大震災にちなんで防災の日ですね。
平穏な毎日だとつい忘れがちですが、やはり日本は地震も多く近年は水害も増えています。
このような時に改めて、大事なペットたちのことも含めて防災対策を考えてみてくださいね。
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避難袋に入れる大事なもの。
あなたのペットについても書き出してみてくださいね。
ここには避難袋なのでフードやお水は5日分としてますが、お家でのストックはやはり2週間は欲しいものです。特に療法食など決まったものを食べている場合には災害後の流通が止まることもありますから気を付けてくださいね。
posted by フィルスタッフ at 17:33| 診察室から

2023年07月22日

水分をとろう! 熱中症対策


暑い日が続きますね。
毎日ぐだーっと寝ていて動かないんですあせあせ(飛び散る汗)
という声を聞く季節になりました。
このような時期はシニアの子や腎臓に負担がある子たちは、暑くてだるくてぐだーっとしている間に脱水してしまうこともしばしばあります。
そうでなくても積極的に水分を取らせたいですね。
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水分を取らせるって、水を飲ませることだと思っていませんか?
それもそうですが、それだけではありません。
例えば、缶詰やパウチのウエットフードを与える。
例えばドライフードをふやかしておく。
これらも立派な水分補給です。
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またおやつがわりに、今の季節は犬用のシャーベットのようなものも市販されていますが、これもお薦め。
動物病院には水分補給のためのサプリなんかもご用意しています。
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このようなサプリメントはナトリウムやリンの含有量も少なく心臓や腎臓が心配な子にも安心して与えられます。このようなサプリメントをペットに慣れてもらうには、まず手から与えて味を覚えてもらうのがお薦めです。指にゼリーを付けて口の周りに塗ってみましょう。味を覚えてくれると自ら食べてくれるようになりますよ。
わんこ犬達には手作りゼリーもお薦めです。犬用ミルクなどを薄めて寒天ゼリーにすると食べやすくなります。

まだまだこれからが夏本番。
皆でしっかり水分を取ってくださいね。

posted by フィルスタッフ at 17:45| 病院日記